目を開けると、全体が機械で覆われているような部屋の隅っこにあるベットで寝ていた
へやはけっこう狭い感じだった
「どこだここ・・・・・?」
あたりを見渡しているときに、ドアと思わしきものが開いた。
「おや。お目覚めのようですね」
そこには、でかい海賊帽子をかぶった10歳くらいの少年がいた
「おい!どこなんだここは!アルは!?」
「まあまあ落ちついてください。まず質問に答えましょう。
ここはかつ有名なアイフリードの船、バンエルティア号です!」
「船え!?」
「食いつくところそこですか?」
少年はベットから降りた。
「船の名前じゃなくてここはどこなのか教えてくれ」
「なんですかその反応は!!アイフリードですよ!あのかつ有名なアイフリード!」
「アイフアイフうるせ―ンだよ!だ・か・ら!ここはどこなんだあああああああ!!」
「・・・・・・・・ここは世界樹から西へ約1`あたりです」
エドより小さい少年はしぶしぶそう言った。
「世界樹?」
エドは小首を傾げた
「世界樹も知らないんですか!?・・・・・・・うーん・・・・これは」
「おいなんだよ」
少年はエドに指を指してこう言った
「あなた!さっきの衝撃で記憶を無くしましたね!」
「昨日シチュー食べました」
あっさりと否定されて、面白くないのか舌打ちをした。
「それじゃああまりにも非常識な人・・・?」
「んだとこらあチビ野郎!!てめえの前頭葉を解剖して可哀そうな人間にしてやろうかあああああああ!!!」
少年はまたもや舌打ちをした。
エドはかなり面白くないのか、
「もういい。おれあもうこの船を出るぜ」
その言葉を聞いて、少年はあきれ顔を見せた。
「なにを言ってんですか。言ったでしょう、ここは海の真ん中ですよ」
「知ってるよ」
急にエドの手から光が放たれて、
そこからあっという間に小舟ができあがった。
「!?」
少年は驚きと同時に、こいつは便利に使える!と思い、にやけていた。
「・・・・・なんだよ気持ちわり―な―」
「君、名前は何です?」
「あ?ガキ扱いのように言うな!」
「・・・・・名前を言ってください」
あきらかの変貌ぶりに少し気持ち悪かった。
「・・・・エドワード・エルリック」
「そうですか。私の名前はチャット。アイフリードの子孫です。」
明らかにさっきまでの態度と違った
「それではエドワードさん。」
「は?おれは急いでんだけど」
「残念ですが、あなたのせいで一人重症にあっているんですよ。」
全く記憶にないが、一応返事をした
「・・・・・・で?」
嫌な予感がした
「あなたには、この船で働いてもらいます。」
この言葉を聞いたとき、聞き覚えのある悲鳴がまた船内に響き渡った
「ふざけるなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」